示談書へのサインは慎重に!やり直しができない交通事故示談

交通事故示談は1度きり

交通事故の被害者になってしまったら加害者側と示談に関する話し合いを行い、賠償金や慰謝料などの取り決めを行います。交通事故示談は一度きりであり、当事者同士が合意のうえで契約書にサインをしてしまったら特殊な事情がない限りやり直しはできません。

十分準備をせず示談交渉に望んでしまうと不利な内容のまま契約書にサインをしてしまう可能性がありますが、後になって不利な条件であることに気づいたとしてもやり直しは出来ません。十分納得いく内容で示談を成立するためにはしっかりと事前準備をしてから交渉に臨む必要があります。

示談交渉は弁護人に依頼するべきか

交通事故示談は本人による直接交渉以外に代理人として弁護士を立てて交渉を代行してもらうこともできます。弁護士に依頼すると費用がかかってしまいますが、基本的には弁護士に依頼したほうが安心です。示談交渉には法律的な専門知識を必要とする内容も多く、内容をよく理解しないまま強引に契約書にサインさせられてしまう可能性があります。

交渉相手となるのは百戦錬磨の保険会社の交渉担当であり、繁華な知識しかない素人では到底太刀打ちできるものではありません。書類作成や手続きなど面倒な仕事も多く時間も手間もかかりますから、すべての業務を代行してくれる弁護士に任せてしまったほうが示談がスムーズにまとまります。

弁護士が勝手に示談を成立させることはない

弁護士はあくまでも代理人なので、依頼者に相談なく勝手に示談を成立させることはありません。まとまった交渉内容には必ず依頼人に提示します。内容に満足が行かなければ契約書にサインしなくてももちろんOKです。契約書にサインをする前なら何度でも交渉をやり直せますが、一度サインをしてしまうとその時点で示談が成立になるのでやり直しはできなくなります。

本人だけで交渉するとその場の勢いで契約書にサインしてしまう可能性が否定できませんが、間に弁護士を挟んでワンクッション置けば示談内容を冷静に分析できるので勢いでサインする心配はなくなります。最終的には本人の同意がない限り示談は成立しません。弁護士を代理人に立てることで不利な示談が成立することはなく、安心して交渉を任せられます。

保険会社の提示する条件には注意

加害者の代理として示談交渉をする保険会社は、サインするだけでOKの示談契約書をあらかじめ用意して交渉の場にやってきます。最初の交渉でいきなり契約書を突きつけ戸惑っているうちにサインをするよう要求してきますが、決して保険会社の容易してきた契約書にサインしてはいけません。

サインしたが最後、保険会社に都合のいい内容で示談が成立してしまいます。損害賠償金額は被害の程度に応じて算出されますが、保険会社が用いる計算機順は被害者にとって不利な基準となっており提示した金額に同意してしまうと圧倒的に不利な内容で示談が成立してしまいます。

弁護士に依頼すれば保険会社基準よりも被害者に有利で裁判でも用いられている計算機順を用いて損害賠償を算出してくれます。交渉次第では当初の先方提示の数倍の示談金を撮れることもあります。保険会社の提示する示談条件を丸呑みしないように注意してください。

交通事故示談をやり直せるケース

交通事故示談は基本的に契約書にサインしたらやり直すことはできまえせん。しかし、一部のケースでは交通事故示談をやり直して示談金額を再交渉することができます。示談交渉やり直しのハードルは高いですが、示談後に状況が変わり示談内容の見直しが必要になったときは弁護士に相談してみましょう。

示談後に後遺障害が発症したケースは示談をやり直せる可能性あり

示談が成立した後に交通事故が原因の後遺障害が発症したときは示談をやり直せる可能性があります。自己と障害の因果関係を証明する必要があるため簡単ではありませんが、示談とは別に後遺障害に対するの損害賠償請求が認められる可能性があります。ただし、後遺障害に対する請求権の放棄が示談書に盛り込まれていた場合は請求権は認められません。